交通事故で格落ちした車を保険会社に損害請求する時のポイント

車が事故に遭い、修理をしたとしても事故前の価格よりも下がることを「格落ち」と言います。評価損や、格落ち損とも呼ばれています。事故に遭ってしまった自動車は、きれいに修復したとしても価値が下がってしまうのです。

事故車を売りに出す時や、中古車を購入する際にも大切な格落ちですが、意外と詳しい事は知らない方も多いのではないでしょうか。今回は、格落ちや格落ち損害についてご紹介します。

格落ちとは

冒頭でも触れましたが、格落ちとは事故によって車の評価額が下がることを言います。例えば、事故前の車両価格が200万円である車が、事故に遭ってしまい170万円の価格に下がったとします。この場合、30万円が格落ちしたことになります。

きれいに修理した場合でも、素人から見れば完璧でもプロの目からすると事故車であると分かることが多いようです。

格落ち損害について

格落ち損害とは、修復歴によって価値が下がったことによる損害です。この損害に対して、保険会社に保険金を請求することが可能です。過去の例は以下のようになります。

1.外観上の回復が難しい、車の性能が低下、ハンドルのブレ、異音、車体の振動など、修理後も完全に直すことが出来ず、機能や外見に問題が残るケース

→修理をしてもなお、完全に現状回復が難しい場合は、格落ち損害として保険会社に請求することが出来ます。

2.査定価格の低下や使用期間などの短縮など

→いわゆる「事故車」という理由で格落ち損害を請求することもあります。

一般的には、2のケースで格落ち損害請求をすることが多いようです。

車両が全損の場合

事故によって車両が全損の場合、格落ち損害請求はできません。修理が前提である格落ち損害請求ですから、全損の場合は請求対象外となります。

格落ち損害請求の認定基準

実際には、保険会社側は、あまり格落ち損害請求を認めたがらない傾向が強いようです。
格落ち損害請求が認められる為には、過去の裁判例を見ると一定の基準を見てしていることが分かります。

  • 新車登録から5年以内
  • 外観や機能の不具合
  • 修理費用が20万円以上である
  • 走行距離が3,000km以内

これらの条件が揃っていれば、格落ち損害請求が認められる訳ではありません。保険会社によっては、「これが社内の決まりである」と、条件を一方的にこちら側に押し付けてくる担当者もいるようなので、注意が必要です。 認定基準の目安として考えて下さい。

格落ち損害として認められた場合の保険金は、購入金額や事故前の時価の1割、修理費用の3割が一般的です。

格落ち損害請求を上手に交渉するコツ

格落ち損害請求は、保険会社は認めたがらない為、交渉は難しいことが予想されます。口頭での交渉は尚更その傾向が強くなる為、書面での交渉をおすすめします。

保険会社の担当者が何らかの主張をしてきた時は、書面での提示を求めましょう。説明などに関しても、その都度書面でお願いすることがポイントです。

事故車(格落ち)と修復歴

中古車を購入する時に気になるのが、修復歴の有り・無しだと思います。「修復歴がある車は事故車である」と思われがちですが、実際は異なるようです。社団法人自動車公正取引協議会の中古車規約によると、修復歴は以下のように定義されています。

「修復歴とは交通事故を起こした結果、あるいは災害によって車体の骨格に当たる部位を損傷し、修正あるいは部品の交換により修復したもの」とあります。

引用:社団法人自動車公正取引協議会
http://www.aftc.or.jp/

中古車販売で見かける修復歴は、事故による格落ち車だけではなく災害によって修理された車も含まれることになります。

修復歴をチェックする時のポイント

社団法人自動車公正取引協議会が定めた修復歴がある車は、以下の部分を修理または交換した場合に該当します。

  1. フレーム(サイドメンバー)
  2. クロスメンバー
  3. インサイドパネル
  4. ピラー
  5. ダッシュパネル
  6. ルーフパネル
  7. フロア
  8. トランクフロア
  9. ラジエーターコアサポート

事故でなくても、1~9の部品を交換・修理した場合には、「修復歴有り」となる可能性があります。そして、その逆で、上記の部品を交換・修理しない場合は、「修復歴有り」とはならないのです。

また、修復歴有りの車を販売する場合はその表示が義務付けられているので、中古車選びの際は安心して下さい。

事故車を売る時

事故車を売る時は修理してからが良いと思いがちですが、損傷の状態によってはそのまま売りに出した方が良いケースがあります。修理代が高くつくだけで、それ以上の評価が得られることが少ないからです。

どちらにしろ、事故車が高く買い取られることはありません。迷った時は、修理店などプロのアドバイスを参考にすることも1つの方法です。

まとめ

格落ちに関する内容はいかがでしたか?あまりお馴染みではない内容かもしれませんが、中古車を探す時などには役に立ちますので是非この機会に把握しておきましょう。

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